前回に続いて和田長浜にやって来た。今回は高校生の娘が初めてボート釣りに参戦。カワハギメインにアジを狙います。

今日も北東風が強い予報。しかし昼にかけて弱くなる見込みなので、遅めの8:30到着。予報通り風が強いけど準備しながら風が弱まるのを願います。
ボートを波打ち際まで運んだ頃、風が落ち着いてきたので出航。まずはカワハギを探します。荒崎沖合の風裏ポイントでカワハギ仕掛けを投入するが反応無し。うーん、駄目っぽい。
しばらくすると更に風が弱くなったので沖に移動。アジ狙いに切り替えます。
反応を探して水深30mほどのポイントにアンカリング。娘はジグサビキ。私はアジビシ仕掛け。

ほどなく軽いアタリ。上げるとアジでした。サイズは小さい。素揚げサイズに近いですが幸先良し。ポツポツとアジが上がります。娘の竿にもキタマクラやアジがヒットしていた。

『アジがかかったみたい』と言う娘の声に振り返ると、その竿先が強烈に引き込まれ、道糸が引き出されていく。
『青物だ!無理しないで、30分かけてもいいからゆっくり上げるんだ。』娘を励ます。
さっきまで使っていたカワハギ竿なので固いけど、ドラグが丁度良い具合に効いているのでラインブレイクは無さそう。遊漁船と違ってオマツリの心配もないから、存分にやり取りを楽しんでもらいましょう。
やっと水面近くで姿を拝んだのは、勢いよく泳ぐワラサ。鮮烈なイエローの尾びれと側線、力強い泳ぎにしばし見とれる。
慎重に寄せてタモ取り成功!と思ったらタモが折れて焦った。だが無事にワラサはゲット。おめでとう!娘よ!

ワラサを抱えた娘の写真を撮ってあげる。最近は共に行動することも少なく、最小限の会話しかない微妙な年頃の娘が、子供のように笑った。

なんとも言えない満足感がこみ上げてくる。もう今日は終わりでいいやと思った。
そんな父の後ろで再度仕掛けを下ろした娘にまたも青物のアタリ。やり取りする娘の横で素早くタモを構えるワタクシ。もういいやと思ったのは錯覚だったようです(笑)

娘がイナダを2本上げ、私がアジをちょこちょこ追釣した頃に風向きが変わり、アタリが遠くなった。場所を移動しても、反応を見つけて仕掛けを下ろしても駄目。完全に時合は過ぎたようです。

15時を回ったので沖上がり。浜に帰ってボートを洗い、撤収。
娘はよほど嬉しかったようで、自ら魚を捌いて料理している。釣りは最高の食育です。
ワラサは刺身とあら汁に、イナダはあら汁、アジはなめろうにした。ワラサはプリップリの歯応えで、店頭のモノとは違いすぎ。これはスゴイ。


おかげで日本酒を呑みすぎました。今日の日本酒は茅ヶ崎の熊澤酒造の純米酒。最初の口当たりは結構辛口ですが、なじむとスッキリしていて香りもまずます。悪くないですね。

いやーっ、今日は今までで最高の釣りだったかな?(カワハギは釣れなかったけど)
今度は相棒たる息子に大物を釣らせてあげよう…
お酒と疲労のために朦朧とした頭でそう思ったのでした。


