最近公私とも忙しく、たまの休みも風が強いなど、なかなか出船できない日が多かった。
9月末に1ヶ月ぶりに出航。北東風が強い予報なので東京湾をやめて相模湾へ。初めて和田長浜から出航します。

ここは海水浴やスノーケリングで度々来ており、ボート出航場所としてもチェックしていた。
駐車場は無料でしたが、最近週末は有料化されたようです。ご注意ください。
この浜は砂質がかなり柔らかいので、タイヤが埋まってしまう。出航でも難儀するほどなので、帰航は大変そう。荷物は全部手運びしないと駄目だ。砂浜の奥行があるので往復は大変だな…。
などと考えながら7:40出航準備完了。初めての場所だったので、いつもより時間がかかってしまいました。

北北東の風がやや強い。ポイントは知らないので、エンジンの調子を確認しつつ、風に流されるまま南に移動。魚探が鳴ったらジグサビキを投入してみる。
今まで釣り船から眺めた三浦半島西側の景観が眼前に。なんだか感慨深いものがあります。振り返ると富士山もはっきりと。東京湾より人の気配が無く、海が広くていいですねぇ。

何度かジグサビキを投入すると軽い手応えが。上げると小型のエソでした。サビキに食っている。丁重に海にお帰りいただきました。

再度入れると連続ヒット。やっぱりエソ。次もESO。ここら辺には彼らしかいないのかな?


と、やや強いアタリ。今度は何かな?期待しつつ上げると立派なエソ。親分登場か?親分様にもお帰りいただきました。

少し風が落ち着いてきたのでポイントを探して荒崎方面に移動する。あまり反応がありません。
ようやく小さな反応を見つけてアンカリング。ジグサビキを投入するが反応無し。やっぱり餌釣りじゃないとダメみたい。
アジ仕掛けに変更して置き竿にしつつ、ジグサビキも試してみる。はい、根掛かりでジグロスト。あっけなく強制終了。(笑) ボート釣りはジグやタイラバの損耗が激しいです。
さて、アジ仕掛けも全く振るわず、キタマクラとベラが上がるのみ。餌取りがいるようで、餌のオキアミがすぐに無くなります。
日が高くなり、今晩のおかずに不安を覚え始めた頃、置き竿にアタリ。小さいが何か喰ったようです。上げると黄色い謎の魚。なんでしょう、これ?写真を撮ってリリース。

そんなことしてる間に沖上がりを考えないといけない時間に。『このままでは帰れん』などと思っていたら魚探から反応が消えました。東風に変わりポイントがずれたようです。
ようし、最後の一勝負だと自分を鼓舞しつつアンカー抜き上げにかかります。マイボート釣りでアンカー抜きは一番ストレスなのです。
無事アンカー抜き上げに成功して再度アンカリング。どうやら上手くいきました。餌取りが激しいので手持ちのウィリー仕掛けに変更。何か釣れてくれ~。その願いを嘲笑うかのようにキタマクラ。
絶望感に打ちひしがれたワタクシ。ふと海面を見ると何か漂っている。ブダイだ!生きている!一瞬躊躇したがタモにて捕獲。

肛門から浮き袋がはみ出ている。釣り上げられてバラシたブダイが、海底に戻れず流されてきたと思われます。そう言えば少し前まで風上に遊漁船がいたな。
偶然にしては出来すぎ。病気かもしれんけど取り敢えずクーラーに。(笑)このままでも死んでしまうだろうし。
残り時間僅かなロスタイム状態で竿先にアタリ。途中で暴れないところをみると根魚か?正体はカサゴ。なんとか食べられる魚を確保。カサゴ君、君はどこでもいい奴だよ!

もう引き揚げないといけないところ、仕掛けを回収しようと巻き上げているとゴゴゴッというアタリ!グイグイ引いて横に走る青物の反応。
待ってました。頼むからバレないで~!
上がったのはヒラソーダ。良かった。これで夕飯のおかずは確保出来た。今までで一番嬉しいソーダガツオとなりました。

こうなると欲が出てもう一本欲しくなります。というわけでウィリー仕掛けを上げたり下げたりしていると…?…あれ?船が動いてる。どうやら走錨したみたい。じゃあ終わりにしよう、とアンカーを上げようとしたらやけに軽い!
アンカーロープが切れたのでしょう。私の使用しているのは4㎜のポリエステルロープ金剛巻。強度が足りず何ヵ所かほつれていた。
ところが上げるとロープは無事。鎖とアンカーを連結していた金具が外れたようでした。今後は別の金具を使うことにしよう…

そんなこんなで和田長浜まで帰航。ボートを洗うのは自宅でやるとして、とにかく道具とボートを車に詰め込み和田長浜を後にしました。

釣ったカサゴは刺身と骨煎餅に、ヒラソーダは醤油味の唐揚げにしました。カサゴは安定の旨さ。ヒラソーダは脂が乗って想像以上に美味でした。ブダイは…食卓に上がることはありませんでした(涙)
和田長浜海岸、まだ未開拓ながらポテンシャルはありそう。これからはイナダも多くなる時期なので、暫く通ってみたいと思いつつ、日本酒を味わったのでした。