昨年、2019年11月にマイボート ジョイクラフト ブルーサファイア295 を手に入れて、早くも半年を経過。
そろそろエンジンオイルとギアオイルの交換をしてみます。取扱説明書に交換手順もあるし、そんなに難しくなさそうですね。不安はありますが、自分でやってみようと思いました。
交換に先だって、ネットでエンジンオイルとギアオイル、それからOリング・ワッシャーを注文しておきました。届いたので交換の様子をアップしてみます。多少参考になれば幸いです。

因みに、私の使っている船外機は本田の2馬力 BF2D。一番売れているらしい船外機です。
まずはエンジンオイルの交換から。
古くなったオイルを抜くためにドレンボルトを外します。工具は船外機付属の工具キットで大丈夫です。
ドレンボルトは船外機側面の中途半端な位置にあり、そのまま外せば船外機がオイルまみれになるのは容易に想像出来ました。
考えた結果、牛乳パックを船外機の形に合わせて適当に加工、流れてくる古オイルを受ける作戦を立てました。果たして上手くいくでしょうか?

結果的にはこぼすこともなく上手くいきました。ただ、外したポルトはオイルと一緒に牛乳パックに落ちてしまい、箸で拾い上げることになりました。もう一回やればもっと上手く出来そうです。


オイルは黒く濁っていて、半年間でも劣化しているのがわかります。買った当初に200cc入れてるわけですが、出してみると意外と少ない印象ですね。

全部出たらドレンボルトにOリングを取り付けて締め直します。

次にエンジンオイルの充填です。古オイルが牛乳パック利用で上手くいったのに気をよくしたワタクシ、今度は牛乳パックからオイルを充填しようと試みます。
計量カップが無かったので(キッチン用の計量器具を使えば嫁さんに激怒されるのは間違いない)、目分量で200ccを牛乳パックに入れ、船外機を横に寝かして注ぎます。何でこんな変な場所に注入口があるのでしょうか。



オイル注入口は思ったより狭く、注入口の端からこぼしてしまいました。おかげで船外機の隙間から滴ってくるオイルを拭き取る必要が生じました。牛乳パックによる注入はオススメ出来ません。
オイルの点検窓を見ると、適当に計った割には妥当な量が入っています。
オイル注入口をしっかり閉めて、エンジンオイル交換は終了です。

次にギアオイルの交換。
ギアオイル交換には、船外機のスクリューに近い場所にある2つのボルトを外します。上にあるのがギアオイル検油ボルト、下にあるのがギアオイルドレンボルトです。

船外機付属のメンテナンスキットにこの作業を想定したマイナスドライバーがあるのですが、小さすぎてダメです。全くサイズが合っていません。
仕方ないので、家にあるもので代用出来ないか探したところ、何かで使ったスパナ?のようなもので対応出来ました。


まず上の検油ボルトを外し、次いで下のドレンボルトを外して古いオイルを排出します。古オイルはエンジンオイル同様牛乳パックに受けます。ギアオイルの量は思ったよりずっと少ないですね。

オイルが全て出るのを待っている間に、ボルトのワッシャーを新品に交換しておきます。ギアオイル交換のたびに新しいものに換えたほうが良いみたいです。高いものではないのでまとめて購入しておいたほうが良いと思います。ワタクシは4セット購入しておきました。

オイルが全部出たら、ギアオイルを下のドレンから注入します。
新品のギアオイルのチューブを袋から出すために、カッターで袋に切込みを入れようとしました。隣で見ていた息子に手伝わせようとカッターを渡して切らせます。
刃物を持って調子に乗った息子。『キエ~!』とばかりに思い切りカッターを引いた勢いでギアオイルのチューブまで切ってしまった。
おかげで私のズボンはオイルまみれに。登山に使うちょっといいズボンが台無しです。
意気消沈しつつも、気を取り直してギアオイルを充填します。ドレンにチューブの先を突っ込み注入していくと、上の検油ボルトの穴からギアオイルが溢れてきますので、ワッシャーを交換したボルトで閉じます。

次いでオイル漏れを最小限にするよう、指でドレンを塞ぎながら素早くボルトを装着します。
説明書によると上下のボルトは指定トルクで締めるよう書いてありますが、大体の手応えで締めました。最後に船外機についたオイルなどを拭き取って完了です。
ギアオイルはチューブがパックリ切れているので保存は難しいと判断し、廃棄することにしました。結構な量があり、5回位は楽勝で使えそうだったので残念です。トホホ。
取り敢えずこれでオイル交換作業は完了。たまっていた宿題を片付けたような爽快感があります。交換した効果があるかどうかは後日レポートしたいと思います。