
今年は以前から興味があったワカサギ釣りに行くつもりであった。
ボートではなく、氷上釣り。凍った湖に穴を開けて釣るやつです。
関東では群馬県の赤城大沼でやっているようで、嬉しいことにふるさと納税でチケットが手に入るではないか。
親子3人分を前橋市に寄付して招待券を入手。3月末までの都合が合うときに行こうとしていた。
少し温かくなるのを待っていて、3月になったので決行することに。
念のために、招待元の青木旅館に電話して状況を確認する。
『もしもし、明日はワカサギ釣り可能ですか?』
『それが分からないんです。大雨が降っていて、氷が溶けたら今シーズン中止です。明日の状況での判断になります。』
『明日の朝行ってみたら、出来ない可能性があるってことですか?』
『申し訳ないですが、その通りです。』
がーん…
自宅から3時間かけて行って、出来ないと言うのはリスクが高すぎる。
仕方ないので他を探すことにする。
ふるさと納税の招待券は有効期間一年間で、秋のボート釣りで使えるそうだ。
代わりに選んだのは河口湖。『さかなや』さんにお邪魔する。
ドーム船もあるが、家族でのんびり楽しみたかったのでミニドーム船を予約した。
朝6:40現地到着。駐車場の一角にある事務所で遊漁券を購入、道具をレンタルする。


ミニドーム船は狭いと書いてあったが、以外と余裕ある大きさ。大人3人までなら大丈夫という印象。

湖に浮いてるドーム船の横に係留する格好で釣り開始。
さて、家族連れの場合にはお父さんとして皆のサポートから始める。
子供と嫁さんが一通り出来るようになるまで餌付け、取込みをサポートする。
仕掛けを落としてちょこちょこ誘い、ピタッと止めると竿先にプルッとした当たり。
息子が記念すべき一匹目を釣り上げ、幸先良いスタートとなった。
その後も息子、嫁さんともポツポツ上げている。群が来たときは2匹、3匹と上がる。産卵期なのか、卵を抱えた個体も多かった。

さて、ワカサギ釣りの餌は紅サシというイモムシ(ウジ虫)なのだが、嫁さんはこう言うのが大の苦手である。足元に毛虫でも見つければ卒倒せんばかりのリアクションをする。
ワカサギ釣りは嫁さんも興味があったので覚悟してやって来た模様。
餌付けはほぼ私がやってあげるが、本人としてはかなり頑張っている。
私はマイ魚探、ホンデックスPS-611CNをワカサギモードにして湖底を伺う。

ワカサギモードの調整をしていると、
『ぎゃーっ』突然悲鳴が❗️
びっくりして嫁さんを見ると、ワカサギを釣り上げ針を外そうとしたのだろう。紅サシが嫁さんの手の甲にピトッとくっついているではないか!
『ヤダヤダヤダ 早く取って‼️』
慌てて外してあげるワタクシ。
ワタクシ『………。』
息子『………。』
嫁さん『………。』
船内にテンションだだ落ちムードが漂う。
が、息子の竿にアタリがありワカサギを上げると、間もなく雰囲気も良くなった。
嫁さんの虫嫌いは最初から分かっていたし、とっても頑張ってると思うよ、うん😃。
息子もやり方を掴んだようなので、私もようやく竿を出す。
狭いのでミニドーム船の窓を開けて、窓の外に仕掛けを落とす。
朝方よりもアタリが遠のき、ポツリポツリと拾い釣り。
チョンチョンチョンと誘いピタッと止めて、アタリがあったら即合わせ。
竿先に出る魚信は僅かで、海釣りと違ってずいぶん繊細だと思う。それでいて合わせは大きいので釣ってやった感はある。
マルイカ釣りに近い感じ?
そこそこ釣れたし、正午近くになったので上がることに。釣ったワカサギを湖畔で天婦羅ランチにする予定なのだ。
ドーム船のスタッフに声をかけると桟橋まで曳航してくれる。レンタルした道具やライフジャケットを返却して終了。


ゴムボートを持ってきて釣りして良いのか聞いてみると、構わないそうな。遊漁券をお店で買えば良いらしい。(あまり細かく質問しなかったので、ちゃんと確認してから行ってください)
天婦羅作戦のために駐車場の隅に移動、持参したガスコンロで天婦羅を試みる。ワカサギを数えると110匹であった。

風が強くて火力が安定せず苦戦したが、天婦羅完成。うん旨い😋
ワカサギをおかずにコンビニお握りを頬張って、本日のミッション完遂となった。


まだ13時過ぎなので近くの湖畔公園のような場所で息子と遊ぶ。
世の中コロナウイルスの騒ぎで学校が休みなので、小学生の姿も多かった。
最後は道の駅なるさわに立ち寄り、食材を追加した。
山梨名物のほうとう(業務用の麺)があったので購入。今夜の主食が決まった。

16時頃に富士の峰を横目に見ながら山梨を後にした。
途中、あしがらモールのやおまさというスーパーでホウボウとメジナの刺身を追加購入。
平日だというのに酷い渋滞であったが、無事帰宅。
夕食のワカサギフライ、メジナとホウボウの刺身、ほうとうとも大変美味であった。


またワカサギ釣りに行ってみたい。嫁さんにそう言ってみたら『私はパスするから子供釣れて行ってきて』だって。
ワカサギ釣り、虫嫌いの方にはややハードルが高いようです。