
年の瀬も押し迫るなか、ジョイクラフト ブルーサファイア295を駆って葉山新港に向かう。
今年の釣行はこれが最後になるだろう。
今回は釣り嫌いの息子(小学生)が付き合ってくれることになった。
釣り嫌いなのは、じっと待つのが苦手なのと、あまり釣れたことがないからだ。沢山釣れたら好きになってくれると思うが。
私もボートに習熟したとは言えないし、多少危険もあるなかで安全に釣らせなければ。
正直、いつもより緊張する。
葉山新港にのんぴり10時到着。出航準備して11時出航。名島を目指す。

今回は息子同行と言うことで、浅場にアンカリングしてのコマセ釣り。アジが釣れるといいが、どうだろう。
名島北側のポイントにアンカーを投入。凍ったアミエビを網袋に入れて海水に浸ける。融かす間に仕掛けを準備。天秤にアジ仕掛けを付けて針にアオイソメを付ける。
融けたアミエビをサニービシ40号に詰めて準備完了。さて、何が釣れるか…。
ところで、ゴムボートは船内が狭いのが難点だ。
マイボートを購入して徐々に道具を整えているが、今回はロッドホルダーを購入した。
BMOの三連ロッドホルダー。本来はボート内側に設置するのだろうが、ブルーサファイアの場合、前席の腰掛け板があるので外側に設置している。おかげで船上に若干余裕が出来て、今までより快適であった。


一方、見送ったのがアンカーロープを巻き取るロープリール。前回アンカリング失敗したのは購入した状態のロープをそのまま投入して絡まったため。
今回は丸く円を描くように丁寧に纏めた状態で投入するべく準備したから問題ないはず。
やってみると、無事アンカリング出来たものの、一部絡まってしまった。
狭い船内を有効に活用するのと、確実なアンカー投入に必須だ。ロープリールは近いうちに用意すると決めた。
さて、釣りを開始して暫くすると息子の竿先にアタリ。残念ながらキタマクラ。
マイ魚探 ホンデックス ps-611cnに反応はあり、時々何かの群れが通過するが喰ってこない。
暫く後にやはりキタマクラとベラが釣れた。キタマクラが多く、仕掛けを切られたので移動することにした。

アンカーを上げようとしたが根掛かりしている。まずい。早速アンカーを失うかもしれない。
一応根掛かり対策はしているので、落ち着いて対処しよう。
まずはアンカーロープを引いて、バウ(船首)の内側の金具に巻き付ける。エンジンを始動して真っ直ぐ前進。アンカーの反対側から引っ張るようにする。
どうやら外れたようだ。アンカーロープを引き上げ、回収成功。やれやれ。
私が使っているのはフォールディングアンカーの2.5キロ。フォールディングアンカーの根掛かり対策は様々なサイトで紹介されているので参考にして欲しい。
名島の南側に移動する。この辺りはいつも魚探に反応があるのだ。
水深は10mほど。下を覗くと岩礁が見える。アンカーを投入して効いているのを確認。アミコマセを詰めてビシを投入。餌は変わらずアオイソメだ。
アタリが無いので巻き上げると付け餌が無い。何か餌取りがいるようだ。
再投入して暫くすると息子の竿先にアタリ。結構引いている。
上がってきたのはメバル。20センチ位でなかなかの良型。息子も嬉しそうだ。

もう一匹上げようと仕掛けを投入するが後が続かない。暫くしてまたもキタマクラ。
直ぐに時間が過ぎてもうすぐ帰らなければならない頃、私の竿にアタリ。おっ?まずまず引くぞ。
見えてきたのはカワハギ。しかも2匹。息子に玉網を持たせて掬わせる。
どちらもまずまずのサイズこれは嬉しい。我が家ではカワハギは最高に歓迎されるのだ。

更にカワハギを追釣しようとしたがアタリ無し。敢えなくアイムアップ。そう甘くはないのだ。


葉山新港にていつものように片付け作業。道具を片っ端から洗って、ボートは拭き取って乾かす。
1時間半かかるのだが、水を使えて自宅での片付けは最小限ですむのが有難い。この辺りのポイントを一通り知るまで通ってみるつもりだ。
今回カワハギが釣れたポイントも魚探に登録したので、次回はカワハギ仕掛けとアサリで狙ってみようと思う。
狙ったアジは釣れなかったが、メバルとカワハギの良型2尾を手に入れて満足出来る釣行だった。
また息子が付き合ってくれるといいのだが…。『今度また行こうな!』と声を掛けると『考えておく』だって。
こちらも甘くはなさそうだ。