
ここのところ天気が悪い日が多かったが、久しぶりに晴れたのでアオリイカを狙いに行ってみた。
今回は横須賀市の荒崎。今の時期、平日は駐車料金が無料だから助かる。
9時半ごろ現地到着。早速竿を出す。
エギはヤマシタの2.5号。カラカラと音の出るタイプをセットしてホイサと投げる。
水深は3mか4m位だろうか?手前に岩があるから注意しないとエギを失いそう。
軽くしゃくりながら引いてくると、グイと手応え!
‼️これはアタリなのか?半ばパニックになりながらゆっくり巻き上げる。
見えた。確かにイカだ。墨を吐きながら近づいてくる。
一瞬慌てたが冷静さを取り戻してイカの引きを楽しむ。慎重に足元に寄せ、ゆっくり竿を上げて水面から引き上げた。そのまま安全な岩場にイカを下ろす。
やった!アオリイカ‼️

釣り開始から僅か1分。まさか1投目から上がるとは。
恥ずかしながら、アオリイカを上げたのは初めてだ。
思い返せば熱海に社員旅行で行った翌日、アオリイカ目当てで仕立船を出したが、まさかの船中0杯という惨敗を喫した。
それから10年間、アオリイカに辛酸を嘗めさせられていた私としては嬉しくも、あまりにあっけない一杯であった。
今はイカの機嫌がすこぶるよろしいようなので、写真撮ってすぐ釣り再開。先程と同じ場所に投げる。
軽くしゃくりながら寄せてくるとまたしてもアタリが!今度のは小さそう。
ゆっくり足元に寄せてくると、足一本で掛かっている。
バレませんようにと願いつつ竿を上げて岩に下ろす。2杯目ゲットだ!

先程より一回り小さいが、十分刺身になるサイズ。
2投続けて釣れるなんて奇跡を見るようだ。よほどイカさんの機嫌が良いのだろう。長くは続かないだろうから、写真を撮ってすぐに釣り再開。
が、今度はなかなか乗らない。
小さな岩場から右に左にエギを投げる。暫くすると手応えあり。リズミカルな引きを楽しみつつ3杯目確保。

そのあとは全く手応えがなく、潮が満ちてきたこともあってポイントを変えることにした。
荒崎の南側に移動するが反応無し。更に東に移動する。こちらは浅場で釣りにならなそう。しばらくラン&ガンするが根掛かりしそうになって撤退。再び最初のポイントに戻る。
潮が満ちて元の岩場には行けなかった。その近くで再開するも、全く反応がなく、追ってくる影もない。時合い過ぎればこんなものだろう。
荒崎の北側はどうなってるのか?荒崎公園の駐車場から出て、磯場を北回りに回り込んでみたが、どこも浅い。水に阻まれて先に進めず探索を断念。駐車場近くの小さな浜辺の岩から投げてみる。
反応無し。今度は反対の道路際から投げてみる。
反応無し。そこに嫁さんがバスでやって来た。釣れないし空腹なので、前から気になっていた長井水産の食堂に行こうと決めた。
長井水産の市場食堂。中に入るのは初めてだ。
見渡すとかなり広い食堂スペース。まだ新しい施設なのでキレイだ。屋外にもテーブルが並んでおり、かなりの人数を収容出来そう。
私は日替り定食(だったかな)1500円、嫁さんは賄い丼1200円。ここは全てセルフサービスである。食券を買って店員さんに渡すと番号札をくれるので、呼ばれたら取りに行くのだ。
ほどなく呼ばれ、空腹だったので一気に平らげた。
旨かった。付近にも地物魚介を提供する店はあるが、それらよりいくぶん割安な印象。ランチタイムは15時迄やっているので、今回のように遅めに訪問する場合便利だ。また荒崎で釣りをするなら利用してみたい。

食事の後は鮮魚売場で今夜のおかずにカワハギとアジを買った。アオリイカもあるし、夕食が楽しみだ。
日も傾いてきたが、最後に立石に寄っていく。エギングのポイント調査のためだ。
到着したのは16時前。岩場の東側に釣り座を構えた。手前に根があるので根掛かりしないように注意しながらエギを投げる。
残念ながら反応無し。時折何かに追われた小魚がボイルしている。

諦めて岩場の西側に移動。夕マズメになりそして日が暮れた。
エギを目視できなくなって、そろそろ潮時かと思ったときにズシッとアタリ。慎重に寄せる。
足元まで寄せて掛かり具合を確認するとまたしても足一本。そっと持ち上げて岩場に下ろそうとしたが痛恨のバラシ。
やはりタモを持ってくるべきだったか、とうなだれながら立石を後にした。
だが初めてのアオリイカを3杯。納得の釣果である。ここのところ釣果に乏しかったので嬉しい。嫁さんもご満悦な様子。
アオリイカは刺身。ゲソは軽く湯がいて醤油。アジはなめろう。カワハギは肝醤油の刺身。アジとカワハギのアラで味噌汁にした。
アオリイカはねっとりした甘みが堪らない。特にエンペラはコリコリした食感が楽しく、身より濃厚な旨味があって絶品であった。
カワハギ、アジもそれぞれ美味しかった。



秋イカのシーズンはまだ続くだろうか?三浦半島でまだ行ったことの無い場所が沢山ある。時間の許す限り足を運んでみたい。