前回のリベンジと意気込むが結果は如何に
前回タチウオ一匹で終わったカヤックフィッシングのリベンジを果たすべく、再度東京湾に向かった。

カヤックを準備して7:00ごろ出挺。
この日は大潮、開始時刻は丁度満潮であった。干潮は12:30ごろ。前回は長潮だった。カヤックで大潮ははじめてだがどうか?
ここ観音崎は潮が早いことで知られている。きっと流されるだろうなと思いつつ、まずはタイラバから始める。
水深は25m。今の時間は潮が緩くラインはほぼ真下に向かって降りていった。ゆっくり一定ペースで巻き上げる。何度か繰り返すが反応は無い。
もう少し沖合いに移動。根回りを狙いたいので岩場の沖で再開してみる。タイラバが岩を転げ落ちるような感触が伝わってくる。根掛かりは心配だが釣れなくては困るのだ。
水深は意外に浅い18m程度。何度か繰り返すが反応は無い。もっと粘りたいが潮が当たるのか、波が立ってカヤックが安定しない。横波を受けて危険を感じる。辺りを見回すとこの付近だけが波立っていて、少し沖合いは比較的穏やかに見える。
安全第一と移動を決意。なんか移動ばっか。

少し移動しただけで穏やかになった。タイラバを下ろすと水深35m程だ。8:30を回って潮が早くなってきたか、ラインが斜めに入っていく。潮の流れは南の浦賀水道方面に、風も北風でカヤックはなすすべもなく流される。
気づくと出挺ポイントをはるかに過ぎて南に流されている。ラインも斜めになりすぎだ。回収しようとすると竿先にガガっと手応え!ヒット?いや根掛かりだ。
竿を煽って外そうとするがその間にカヤックは潮に乗って流される。ラインがピンと張ってなすすべも無く切れた。
意気消沈して移動を決意。風と潮に逆らって北を目指す。
観音崎灯台を左に見ながら漕いでいく。灯台が徐々に遠ざかっていく。
暫くして気が付いたが、全く進んでいない。沖に流されて灯台が遠くなっただけだ。
こりゃイカンとパドルに力を込めて勢いよく漕いでいく。ウム、どうやら進んでいるようだ。
しかしキツイ。早潮で釣りにならないので潮を避けられる場所を考える。馬堀海岸の近くを目指すことにする。漕ぎに漕いでようやく到着。
小さなブイの近くで釣り開始。思ったより浅い。15m程度。外洋程ではないがやはり流される。取り敢えず小休止と近くの浜に上陸しておにぎりを食べた。

海を眺めなら考える。
80号のタイラバでは軽すぎた。底を探って上げ下げしている間にカヤックが流されてラインが斜めになりすぎる。着底の感触も曖昧だ。次回やるなら120gのタイラバを用意すべきだな。
大潮は釣る時間より移動時間が長くなってしまう。カヤックなら小潮の方が良いかも知れない。
時刻は11:00。予定している上がり時間まであと1時間となった。ここからは沖の流れに乗って南下しながら探っていく。
沖にブイを見つけたのでそこからスタート。タイラバを下ろすと40m。やはり流れが早い。ラインが斜めになって底が取れない。

仕掛けを回収して再投入の繰り返し。う~む、釣れない!
この日はまだ生き物の感触がほとんど無いまま。このまま終われないと必死に探るが反応は無い。
北上するのは大変だったが南下するのはあっという間。上陸地点の目印である観音崎京急ホテルが近づく。無念のタイムアップである。
今回の釣行で感じたこと。
カヤックで大潮は覚悟が必要
仕掛けは釣船より重くする
やはり魚探がほしい
魚を釣るなら遊漁船が間違いない
だがカヤックは気持ちいい
2回続けて釣果に恵まれず嫁の冷たい視線が目に浮かぶが、そんなこともあろうかと対策済みである。
すぐ近くの観音崎京急ホテルでランチバイキング
の接待を用意しておいた。ホテルのランチだけにマズマズの味。特にマッシュルームのスープが美味しかった。
今回は利用しなかったが、同ホテルにはスパッソという温浴施設もある。馬堀海岸駅への直通無料送迎バスもあり(嫁もこれで来た)車が無くても安心だ。
機会があればカヤックフィッシング、シュノーケリングにランチと温浴施設のコンボで楽しみたいものだ。